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食事から変えていく未来設計:NPO法人食生活改善アカデミー

9万回の「食べる」を変えると人生変わる?

皆さんは毎日何をして過ごしていますか? 

仕事、家事、学校、趣味、読書、料理など、やりたい事・やらなければならない事を行ったり来たりしながら、思い思いの日々を過ごしているかと思います。たくさんの活動が行われる毎日の中で、私たちが欠かさず行っていることは食事ではないでしょうか。朝ごはんを食べて、午前中頑張って、やっとお昼になって、昼ごはんを食べて、もうひと踏ん張りして、またお腹がすいて、晩ごはんを食べて、また明日もごはんを食べる。

人が何かをしている間は、やっている自分や頑張る自分に意識が向きがちですが、実はさっき食べたごはん、これまで自分が食べたものによって作られた脳や体が頑張ってくれているのです。脳も臓器も肌も手足もすべて、皆さんが口にしたものから作られます。それにもかかわらず、多くの人が日々やらなければならないことに追われ、1日3回、年間1095回、一生の内に87,600回(80年で換算)行う「食べる」という行為を、現代ではおざなりにしがちな傾向があります。

食生活改善アカデミーは皆さんの87,600回の「食べる」をサポートします。

運営母体は30年目の人気料理教室

サポートと言いましたが、いったいどんなサポートしてくれるのでしょう? 食生活改善アカデミーの具体的な活動内容は以下の通りです。

・食育、食生活改善の講演会

・食生活改善の料理講習会

・ボランティア支援活動

対象団体:地区婦人会、敬老会、PTA会、小・中学校、一般企業、その他

これらの項目を行う理由は、そもそもの運営母体との違いにあります。今回ご紹介している食生活改善アカデミーは、そもそもエルベ料理教室という神戸にある人気の料理教室を運営母体としています。その創立30周年を記念して、2018年の5月にNPOとして設立されました。

でも、 エルベ料理教室と食生活改善アカデミー、なぜ2つに分けたのでしょうか?

時短、健康、愛情。すべてを込めた手料理の未来とは

 料理教室の場合、料理や食生活に興味のある人は教室に来てくれるので、先に述べた食べること・食べるものの大切さを講義を通して伝えられます。しかし、食に対してあまり意識していない人や、多忙な子育て世帯、共働き世帯に教室に来てもらうことは難しいのです。そこでNPOとして分離させることで、これまで料理教室に「来て」もらうだけだったのを、企業や学校、地域に「行く」活動にまで広げられるようにしたのです。

ただ、まだまだ若い団体です。わたしが取材した日は2019年の2月で、去年設立したばかりといった状況でした。ぜんぶ、これからです。先ほどご紹介した活動内容も未来予想図ですが、エルベ料理教室がこれまで長く愛され続けていることを考えると、思い描く未来をきっと形にしてくれると思います。そして、時短かつ健康的で愛情のこもった家庭料理が、日本全国の食卓に少しでも多く並ぶことを楽しみにしています。

それでは最後に代表者の中島さんからのメッセージで締めようと思います。

「その料理から波動は伝わるものです。料理は愛情をもって」

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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