「しみん基金・KOBE」も中間支援団体の1つだが、さまざまなNPOに活動資金の助成をし、これまで18年間で約6500万円の助成を毎年10月、完全公開の審査会を通じて184団体にしてきた。NPOへの助成金というと日本財団やトヨタ財団が有名だが、しみん基金は企業財団ではない。市民の手でつくる市民が主役のコミュニティ・ファンドである。
お膝元である神戸の事業者と協力して寄付つき商品の開発・販売や、「こうべあいウォーク」やチャリティパーティ「寄付がつなげる人、育てるまち-Tani maching」などの個性的なイベントを催し、たくさんの人の参加による募金活動で助成金の財源をまかなってきた。しかし、助成金を渡して終わりではない。そのNPOの運営がスムーズになるように経営アドバイスも行っている。そのNPOが目指したいビジョンやミッションを把握して、バランス・スコア・カード(BSC)やSWOT分析を利用する。