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NPO向け、素人による素人のための手作りサイトのススメ(2)

このサイトは素人によって作られた

前回も書いたが、このサイトは素人によって作られた。わが社にはプログラマーはいない。理由は簡単。彼らは高給取りだからだ。現在の財政を考えると雇う余地があるとは到底思えない。わが社の法人格は一般社団法人だが、これには2タイプある。営利型と非営利型で、わが社が選んだのは後者である。だから収支はNPOと大して変わらないので、無料サービスはありがたい。コスト削減の近道だ。

まず、ホームページ作りにも無料サービスはある(ただ、サーバー料は必要です。悪しからず)。アメーバオウンド、WIX、ペライチなど。これらは表現の自由度は低いものの簡単にホームページを作れるが、プロのウェブ解析士に話を聞くと、SEO対策(ネット検索において上位に表示させる対策。下位だと閲覧者が増えない)には向いていないそうだ。簡単さは重要な選択ポイントだが、引き換えに誰も見ないでは本末転倒だ。そこでベストとはいえないかもしれないが、ベターなものといえばワードプレスがある。当サイトはワードプレスで作られた。

こだわらなければ誰でもそれなりのものを作れる

ちなみにサイトを自作しようと思ったのは資金的な理由だけではない。時代が変わりつつあるからだ。昨今、AIの話を目にすることが増えたが、それだけオートマチックな技術が増えている。そもそもワードプレスがそうだ。ワードプレスという骨格に、テーマという服を着せて、プラグインという能力を搭載させる。ただ、これはサイト作りに限った話ではない。デザイン制作も同じだ。「CANVA」というサイトを知っているだろうか。これまでPCでデザインをする場合、イラストレーターなどのソフトで1からデザインする必要があったが、これはテンプレートとデザインパーツを組み合わせるだけで簡単にデザインができる。こだわらなければ誰でもそれなりのものを作れる時代なのだ。

オープンから1年でサイトを捨てた理由

実は当サイトはオープンして1年ほどでリニューアルした。旧サイトは自分で作っていない。外注に頼んだものだった。金銭的に余裕があるわけではない。1年でサイトを捨てるのは痛いが、見過ごせない問題があった。トップページを含めてデザインとSEOの変更を業者に頼まないとできないサイトだった。サイト運営でスピード感は肝だ。グーグルやアマゾン、フェイスブックも日々マイナーチェンジを繰り返している。どうすれば閲覧者が1秒でも留まるのか追求している。わが社より何万倍も知名度のある彼らがしていて、我々がしなくて差など埋まるのだろうか。だから答えは明白だった。

あえて一番大切なものを捨ててみた

ただ、自作は自作で問題があった。旧サイトはAPIという技術を用いていた。サイト制作時に一番こだわったところだ。APIというのは平たく説明すると、別サイトで表示されているものを、自サイトに自動で表示させる技術だ。これでヤフオクに出品している商品情報を、当サイトの商品ページに表示させていたのだが、実はヤフオクさんにお願いをして特別に利用許可まで得たものだった。これはさすがに素人には太刀打ちできない。オーバーテクノロジーなので、自作で行くなら放棄しなくてはならなかった。お金がかかったところでもあるので迷ったが、このままではダメだと思い切って放棄した。代わりに当サイトにヤフオクのストアページのリンクを張ることにした。

今回はこれくらいにしておこう。