
公益財団法人PHD協会は海外支援するNGO系の団体。アジアや南太平洋地域の村から、研修生を日本に招き、農業・保健衛生・地域組織化などの研修を行うことで、村の発展を担う人材を育成している。研修が終わった後も現地でのサポートを継続するなど、草の根的活動なのが魅力。これまで招いた研修生の数は316人(2019年現在)。キャッチコピーは「平和と健康を担う人づくり」。
研修生の受け入れだけでなく、帰国した研修生たちを中心に地域開発プロジェクトとして、農業、保健衛生、貧困対策、教育支援も行っています。2015年のネパール大地震の際には被災地支援も行いました。また、日本からも「スタディツアー」として現地に訪れ、課題と解決への取り組みを学び、日本に暮らす自分たちの生活を見直すツアーを行っている。
PHD協会の創立者の岩村さんが医療支援でネパールに行ったときのこと。結核が流行っている村があったので、処置をして次の村に向かったが、しばらくして同じ村に戻ると、また結核が蔓延していたことから、そうした背景には貧しさだけでなく、保健衛生などの知識不足にも原因があると気づき、現地の人たちに保健衛生の他に農業や地域組織化などを学んでもらうことで、自分たちで社会を改善してもらおう、という理念のもとスタートしたNGO団体。
PHDとはPeace(平和)、Health(健康)、Human Development(教育)の略。
若い支援者さんです。今後、当会の発展のためにも若い力が必要です。
神戸市中央区山本通4-2-12 山手タワーズ601
1981年
1981年:岩村昇博士(創立者)が第一回ロータリー国際理解賞 受賞
1982年:神戸新聞平和賞 受賞
1982年:兵庫県社会賞 受賞
1993年:岩村昇博士がマグサイサイ賞 受賞
2001年:神戸新聞社会賞 受賞