研修生を選ぶとき、年に一度、現地に行き、候補者に対して面接と家庭訪問を行います。候補者選考は、ミャンマーやインドネシアでは元研修生によるグループがあり、日ごろから候補者を探してくれています。ネパールでは提携している現地のNGO団体があり、ここでもあらかじめ候補者を探してくれています。ただ、研修生を選ぶときに一番重要視しているのは、村に帰国後継続して活動してくれる人かどうかです。能力や意欲、リーダーシップももちろん重要ですが、帰国後村のために活動できない可能性が高い人は研修生になることはできません。選考には当会が長年培ってきたノウハウが生かされています。
研修生に女性が多いと思われることがあるのですが、あえて女性を選んでいる訳ではありません。過去には「地域での女性の地位を向上させるために女性を招聘してほしい」と相談されたことはありますが、近年はフェアに選考をした結果、女性が多く選ばれています。意欲、能力、帰国後のビジョンなどがはっきりしている方を選ぶと女性になっているのが近年の傾向です。ただ地域を考えると男性の存在も重要なので、帰国した研修生たちとも相談しながら男性の招聘も実現したいと思っています。