キフレポ

持続可能な地球のために――「今」この瞬間からの行動を

フルーツフラワーパークにて三ノ宮駅発のバスを降り、緑に囲まれた道でのハイキングを楽しむこと40分弱。様々な言語と賑やかな笑い声が突如として耳に入って来て、そこが大沢ベースだとすぐにわかった。神戸市北区大沢町、のどかなまちに位置する、Peace&Natureの活動地のひとつである。今回は、ここで開催された創立記念イベントを取材することとなったのだ。私達がたどり着いた頃には、窯に火を起こしたりピザの生地をこねたり、おにぎりにするための玄米が炊かれていたりと、ボランティアスタッフによる作業が着々と進められていた。イベントの前半、手作りの食事を楽しみながらの交流会の準備である。

イラク戦争の惨劇を経て、持続可能な地球環境を作るための活動へ

準備の間もイベントが始まってからも、代表理事であるバハラムさんはくるくると歩き回り、焼きあがったピザを運んだり薪を足したりと大忙しだ。それでも、イベントに参加する子供たちから「ねぇ、これ見て!」などと声をかけられると、束の間足を止めて会話を楽しみ、時にはおどけた声と仕草で子供たちを喜ばせる。

子供が好きで穏やかなひと。そんな印象のバハラムさんであったが、ひとたび活動についての話を始めると、ガラリと真剣なまなざしになった。イラン・イラク戦争を経験したバハラムさんは、平和を求めて日本に移住。当初は関東で活動を行っていたが、阪神淡路大震災での復興支援を機にその拠点を神戸に移し、現在は“持続可能な地球環境を作る”をモットーに活動を続けている。

百姓とは百の仕事をこなすこと

田舎で農業に触れてこそ「食を守る」ことと「環境を守る」ことはイコールであると身にしみて感じることができると語るバハラムさんであるが、Peace&Natureの活動は農業だけにはとどまらない。空き家再生やヨガ、ときには座禅など、幅広い活動や学びをPeace&Natureでは体験することができる。

「百姓という言葉には『百の仕事をこなす』という意味があります。農業だけでなくいろいろな活動をすることで、たくさんの人に興味をもってもらうことにも繋がる。後継者を増やすためにも、若い人に興味をもってもらえるようなアクションを起こすことが必要だと考えています」

持続可能な地球環境を作るためには、今この瞬間から行動を起こさなければならないと、バハラムさんは力を込めて言う。国籍も世代も関係なく、共にアクションを起こす「仲間」を、Peace&Natureは求めている。

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