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Kifu de Mode

認定NPO法人 まち・コミュニケーション
住所 兵庫県神戸市長田区御蔵通5-211-4-101
設立年 1996年
団体HP http://park15.wakwak.com/~m-comi/
団体FBページ https://www.facebook.com/machicomi/

理事長

宮定章

団体概要

阪神大震災をきっかけにスタートした団体。

先の震災では被災住民の8割が元の住所に戻ることを望んだが、実際に戻ることができたのは3割足らずだという。

そんな現状を目の当たりにして、復興とは建物を元に戻ることだけでなく、コミュニティの再建なくして意味はないと、国外問わず被災地をめぐり、それぞれの土地の住民の声に耳を傾けた支援を行っている。

また、被災後の支援だけでなく、被災前に備えておく「事前復興」の活動にも力を入れている。

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この団体への現在の寄付総額:8,085円

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キフレポ
Kifu de Modeが見たこと聞いたこと


受賞歴

2003年1月 「第7回防災まちづくり大賞(総務省)総務大臣賞」受賞
2003年9月 防災功労者内閣総理大臣表彰

 

 

 

団体さんに聞いてみた

■主な活動内容を教えてください。

アンケート調査を行うと、被災地から離れてしまった人の多くが、もともと住んでいた地域に戻りたいと思っています。そんな人たちを地域に戻して、コミュニティを再生させるのが私たちの役割です。

あと住民組織の応援や共同住宅や公営住宅のコーディネート、事前防災の一環として講演や学生さん向けの震災体験学習を行っています。また、水害の被災地での野菜づくりなどもしています。

 

 

■どんな災害に携わるのですか?
人がなかなか戻ってこれないような、被害が大きい被災地に携わることが多いです。

被災直後に泥かきのお手伝いをすることもありますが、私たちの役割は被災地のコミュニティの再生なので、災害が起こってから1年くらいして現地に入ることが多いです。

 

 

■具体的にどんな活動をしているのですか?
被災者の方への聞き取りに力を入れています。被災地の現状を知るという目的もあるのですが、その地域にとって本当に必要なものはなにか、被災した方たちに改めて考えてもらうためです。

すべてを失い、地域がどれだけ作り替えられても、これだけは残したいもの。

例えば、その地域特有の祭りなどがそうです。被災するとお金だけでなく、自信も失われがちです。

聞き取りをすることで、改めて本当に必要なものを明確にして、再現することで自信を取り戻して欲しいのです。

 

 

■聞き取りを行ってから、どうするのですか?
復興するための参考として、過去の被災地の復興データを提示しますが、どうするべきかはあまり言わないようにしています。

私たちはあくまでも復興をサポートする立場です。アイディアを求められたときは答えますが、なるべく自分たちで考えてもらうようにしています。

それは自分たちの土地は自分たちの手で戻していくべきだと思うからです。

 

 

■1999年に台湾を襲った集集大地震でも被災地に向かったそうですね。
台湾とは阪神淡路大震災から交流が続いています。

前の震災ではとてもお世話になったので集集大地震のときは、中学生から80歳と一緒に海を渡り、現地の避難所で寝泊まりをしながら現地の方たちと交流しました。

そんな交流の形の1つとして、日本の古民家を台湾に移築しました。

その古民家は福井県にあったのもので、作家の水上勉氏のお父さんが建てたものです。

この移築計画には国境を越えて5000人ほどの人たちが関わりました。

 

 

■今後の目標はありますか?
私たちの主な活動は被災地のコミュニティ再生ですが、台風23号水害や東日本大震災、熊本地震など、さまざまな災害に携わることで見えてきたことがあります。

それは災害が起こってから手を打っても遅いということです。

そこで来るべく未来の被災地に対して、事前に備えておくことが大切だと、事前防災という考え方を広めていきたいと思っています。

 

 

■コミュニティを元に戻す難しさを教えてください。
コミュニティは人が作るものです。人がいなければ成り立たないものです。

災害がおきると、家が潰れるなどした住民は被災地を離れます。

心情としては戻りたいが、瓦礫が撤去され、道が整備され、建物が建て直される頃には、移転先の生活が日常になっています。

移転はお金がかかるものです。戻るとなると金銭的な負担も大きくなります。その結果、私の見てきた多くの災害では、もともと住んでいた人たちの3分の2は戻ってきません。

 

 

■町を綺麗にすれば復興というわけではないのですね。
そうです。しかし、先のことを考えると、コミュニティの再生だけでも十分とは言えません。

その町の経済の衰えをどうにかしなくてはなりません。

ただ、これは災害が起こる前からの問題だったりします。根深いものです。

産業の力が衰えているのは特定の地域だけの問題ではありません。日本全体の傾向です。

現代は安価は労働力を求めて、海外で製品を作る時代です。

産業のすべてが国内でまかなわれていた時代ではなくなりました。

以前は道路さえ整えれば地方を豊かにすることができましたが、道路をどんなに整えても地方の経済を回復させることはできません。

 

 

■その打開策はありますか?
その地域特有の特産品づくりや(市場経済だけでなく)自分達の地域で自立して暮らせる循環型社会をつくることに力を入れることだと思います。

自立する術を見つけなければ道や建物をいくら元に戻しても客足が伸びす、じり貧状態になってしまいます。

『ここで、暮らし続けたい』と思う地域に住んでいることが、災害からまちを守るための力になります。

そのために、地域資源を発掘し、それを活かして人と人が協力しながら支え合うまちづくりを応援していきます。

 

 

スタッフ紹介

 

宮定さんと弊社理事長(左から)

モノキフする