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Kifu de Mode

NPO法人 神戸猫ネット
住所 兵庫県神戸市兵庫区
設立年 2013年
団体HP https://www.kobenekonet.com/
団体FBページ https://www.facebook.com/Npo%E6%B3%95%E4%BA%BA%E7%A5%9E%E6%88%B8%E7%8C%AB%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88-1082195501824314/?fref=nf

理事長

杉野 千恵子

団体概要

人間の身勝手によって捨てられた飼い主のいない猫で、地域で様々な問題が起きています。
地域で猫の適正管理をする地域猫活動に関する事業「TNR活動」を行っています。
TNRとは
Trap(捕獲器を用いて、飼い主のいない猫を捕獲します)
Neuter(不妊・去勢手術します。手術時に耳の先をV字にカット)
Return(もとの生活場所に戻します)

人間と猫が共生する社会の構築に貢献することを目的としています。

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この団体への現在の寄付総額:22,557円

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Kifu de Modeが見たこと聞いたこと


人と猫の架け橋「神戸猫ネット」

記者:古谷しずく

活動風景1:捕獲前の打合せ。捕獲は暑い日、寒い日、深夜、早朝にも行うが、この日は良い天気の夕方。

 

 

 ■震災から生まれた神戸猫ネット

神戸猫ネットのそもそもの始まりは阪神淡路大震災。「たまたま猫だったんです」そう話すのは神戸猫ネット代表、杉野千恵子さん。当時震災で自宅は全壊。黙々と外を歩いている中、人ごみの中にマルチーズが 1 匹混じっているのを見つけました。

 

 「目と目があったんだけど自分の家が壊れたわけで、おいでって言ってやることができな かった。その時、家ができたら犬でも猫でも最初に来たのを私は拾ってやろうと思ったんです」

 

自宅の再建も終わり、家ができ、犬でも猫でもうちで飼ってやろうと思っていた杉野さん。しかし、その家の近くには「猫捨て山」と呼ばれる、捨て猫・野良猫が集まる公園があったのです。震災により公園の猫の数は 100 匹以上にまで膨れ上がっていました。復興住宅を建てる際、犬は全部連れて行かれたのですが、猫は全部ここに捨てられていったのです。

 

公園内のすべての猫の世話をするとなると、猫を迷惑と考える人たちとの間接的なトラブルが起こるために、建設局公園緑地課に相談したところ「公園ミーティング(公園管理会や周辺自治会、公園で活動する団体などが行っているもの)で猫のことを話しませんか」と誘われたのです。その縁もあり、衛生監視事務所に呼ばれ、「地域猫活動をしませんか?」と声を掛けられることになり、活動がスタートします。

 

地域猫活動とは、地域住民の合意を得てその地域の猫を適正に管理し、妊娠しないよう手術を施す活動のこと。その猫に1 代限りの生を全うさせるためのものとなっています。V 字にカットされた耳先が目印で、その耳の形から「さくらねこ」とも言われています。しかし、杉野さんの個人としての活動には限界がありました。そこで猫問題解決のために悩みを同じくした仲間を集め、連絡会議をつくりました。そして集まった約20 人のネットワークが「神戸猫ネット」です。

 

 

活動風景2:捕獲器に入った野良猫

 

 

■神戸猫ネットの「今」

神戸猫ネットはTNR活動(T捕獲・N手術・R戻す)、譲渡会、そして啓発活動をメインに行っています。設立から8年、行政だけではできないこと、市民だけではできないことを協働して問題を解決しようという活動をずっと続けてきました。設立当初から想いは変わりません。それは「不幸な猫を増やさない、今いる猫を幸せに」ということ。

 

中には猫なんかどこかへ持っていけという人もいれば、殺さないでという人もいる。両方 を満足させることは難しい。そこで殺すか生かすかの2択ではなく、両方の気持ちに寄り添 いながら猫問題を解決する方法が、子供を増やさない「地域猫」だったのです。

今では地域の人からは「活動をやめてもらったら困る」という声や、以前は猫なんか追い出せと言っていた人も最後には「ありがとう」と言ってもらえる、そんな団体になりました。

 

神戸猫ネットは会費と寄付金だけで運営しています。少しでも自分たちにできることをと活動を続けています。

 

 

活動風景3:布でスッポリ包み込むので、猫は落ち着きます

 

 

■神戸猫ネットのこれから

不幸な猫や動物たちを救いたい、小さな命にも優しい町にしたいという思いで猫ネットは活動してきましたが、一方で世界には人間ですら救えていない命が数多くあるのが現状です。

 

「できることなら助けたい。しかし目の前の問題を解決するためには、自分たちが動かなければいけない」

 

すべてを救うことはできないけれど、自分たちには猫を救う術がある。だったら自分たちにできることをやる。この神戸猫ネットのスタンスに私自身とても共感しました。猫ネットはこれからも不幸な猫がいなくなるまで、時代に合わせて常に最善の選択を探りながら一歩一歩進んでいきます。

 

「人と猫とが関わることで明るい町になり、いつか猫が神戸のおしゃれに役立つようになればこんなに嬉しいことはない。猫が邪魔者でなくそれこそ『資源』としてみられる時が来たらと、そう願っています」

 

杉野さんのこの言葉がたくさんの方の心に届くことを願っています。

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