Kifu de Mode

認定NPO法人Future Code
住所 兵庫県神戸市中央区小野柄通6丁目1−22−602
設立年 2012年
団体HP http://www.future-code.org/
団体FBページ https://www.facebook.com/ngofuturecode/

代表理事

大類隼人

団体概要

ハイチ大震災をきっかけに2012年にスタートした、開発途上国の医療現場に携わる団体です。

団体名のFuture Codeは「世界中の医療に未来の鍵を」という意味。

開発途上国に医療が行き届かない原因を、医療の視点だけで捉えるべきではないと考え、直接的な医療支援だけではなく、現地の公衆衛生の向上や、人材の育成にも力を入れている。

そうした主な活動として、結核の無料検診、緊急薬剤の支援、看護師の育成プロジェクト、孤児院検診、マラリア予防と啓蒙活動のプロジェクトがある。

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Kifu de Modeが見たこと聞いたこと


■ 大病の子ども1人と、下痢の疾患を抱えた子ども複数人、どちらを救う?

記者:山脇新一郎

 

朝はパンにしようかご飯にしようか、今日はどんな服を着ようか。私たちの日常は選択で溢れかえっている。その多くは極めて個人的なことで自分が納得すれば良いが、あなたの選択が他人の生死を左右するならどうだろう。

例えば、大きな病気だが手術をすれば治る1人の子どもと、下痢の疾患に苦しむ数十人の子どもがいたとして、どちらか一方しか救えないとしたら、あなたはどちらを選ぶだろう。

 

前者が正しいか、後者が正しいか。卵が先か鶏が先かではないが、これは簡単に出る答えではない。しかし、フューチャーコードさんの代表である大類隼人さんは、あえて後者を選び、団体をスタートさせた。医療に携わる者だからこそ、どちらも救いたい気持ちは人一倍だと思うが、とにかく彼は後者を選んだ。

 

 

 

 

大類さんは緊急医療専門の団体出身だが、現場での活動を通して失望感のようなものを感じたらしい。

「もちろん緊急医療も大切なものであるが、医療ができない環境で医者であるということに自分の無力さを感じ、もっと現地に残るものに注力したいと思った」と大類さんは言う。

 

例えば、フューチャーコードさんが活動をしているブルキナファソのサポネ市での乳幼児の死亡率は9.6%。これは10人に1人の子どもが5歳までしか生きられない計算だ。それならばむしろ医師が必要だと思えそうだが、そうとも言えない。

なぜなら死因の第1位はマラリアで、第2位は下痢疾患である。これらに対してもっとも有効なのは医療による治療ではない。それよりも予防だ。蚊帳の使い方を教えたり、飲み水を綺麗にすることだ。それは医師ではなくてもできる。

また、緊急医療というものは、あくまでも緊急のものである。ずっと現地に滞在するわけではない。2週間もすれば帰ってしまう。

 

 

 

 

日本に住んでいると離島でなければ医療は身近だが、世界を見渡すと医療そのものが根付いていない国は少なくない。そんな土地で単発的に医療を施すことに、どれほど意味があるのだろうか。無意味ではないだろう。きっと救われる命もあるはずだが、長い目で見ると微妙だ。砂漠に水をやるようなものかもしれない。

 

そんな矛盾とフューチャーコードさんは果敢に戦っている。現場の状況によっては医療を施すこともあるが、それよりも現地の公衆衛生を整えたり、医師や看護師を派遣して現地の人たちを育成することで、医療を根付かせようとしている。数年後の数万人を救うために。

 

 


 

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