貧困対策、環境問題、少子高齢化、引きこもり、孤独死、ハラスメント、ネグレクト、ジェンダー、ブラック企業、空き家、災害支援、介護問題・・・。
このような社会問題を解決するために活動しているNPO法人は2020年現在、日本国内で5万団体以上があります。びっくりされる方も多いかと思いますが、この数はコンビニエンスストアの国内総数とほぼかわりないのです。財団法人、社団法人、そして任意団体(法人形式をとらないもの)などの組織形態を含めると、その数倍の数になります。いまや、コンビニと同様の社会インフラ(社会活動に必要な基盤)と言ってもよいかもしれません。
しかし、あなたはコンビニのように身の回りでNPOを見かけたことがありますか?あまりないのではないでしょうか。理由のひとつはその財政基盤にあります。営利目的の企業と違い非営利組織の場合、サービス対象とする人や事象から料金を徴収できることは非常に難しいからです。考えてみてください。例えば貧困にあえぐ子どもを支援している団体(学習支援や子ども食堂)は、果たしてその子どもたちから料金を徴収できるでしょうか?
そのため、ほとんどのNPOセクターは、その収入を「助成金」と「寄付」でまかなっているのです。財政がひっ迫している行政からの助成金の増加は今後あまり見込めそうにありません。残るは寄付しかないのです。
2017年の統計(寄付白書)では日本の寄付総額は7756億円ですが、これはアメリカの約40分の1の額でしかありません。しかも日本は企業寄付が大半を占め、個人寄付は非常に少ないのです。文化風土の違いもありますが、このあたりも日本のNPOセクターが市民から遠い存在にある原因の一つかもしれません。(ちなみに、国内寄付額は増加傾向にあります)
一方、我々の身の回りはモノであふれています。格差拡大、そして低成長の社会と言われて久しくなりますが、商業施設の店舗にはモノがあふれ続けています。そしてその延長線上には深刻な「環境問題」が横たわっています。廃プラスチック問題、海洋汚染、そして地球温暖化など枚挙にいとまがありません。過剰生産と過剰廃棄の繰り返し。また、「環境問題」と同じコインの表裏ともいえる「貧困問題」も深刻な問題で、経済的貧困だけでなく、精神的貧困の問題も含まれます。まさに、我々地球は運命の分岐点に来ているようにも思います。
そろそろ「チェンジ」するときではないでしょうか。
我々のモノキフはリユースと寄付を合わせた新しいしくみです。あなたの使わなくなった物をお預かりして販売し、応援したいNPOに寄付できるしくみです。我々のサイトを通じて社会問題に興味を持っていただけ、そして、モノキフしていただければ幸甚です。